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手根管症候群

症状

指が痛い

痛みにもいろいろな種類がありますが、表面ではなく内面が、内側が痛い。痛いといっても、鈍痛ではなく、ジリジリと痛い。重い痛みではなく、かといって軽いわけでもなく。表現しにくい痛みがあります。

ピリピリとした痺れ

言葉で表すなら「ピリピリ」が一番適切ではないでしょうか。この症状がもっとも、手根管症候群を代表する症状の一つです。軽い電気を受けたような、静電気が中から発生しているような、不快な症状です。

痛みは明け方に強くなる

朝起きて痛みが強く出る場合があります。

指先の感覚が鈍くなる

以前と比べて、指先の感覚が鈍くなっている。ココまで来ると、かなり症状が進んでいます。鈍るなるのと合わせて、細かい作業が難しくなる。

指の痛みやしびれ・感覚が鈍くなるのは、親指、人差し指、中指、薬指の中指側だけである。

親指の付け根(母指球)が痩せてくる

ゆっくりと痩せていくので、見た目でわかるかというと分からない。ただ、昔の写真や「あれ?」と気付く瞬間があるかもしれない。ただ、ココまで症状が進んでしまうと、治る見込みはかなり低いと言わざるをえない。

経験的な症状

症状が出ている方

症状が出るようになって、半年ほどが過ぎようとしています。一向に治る気配がありません。長い目で見ることが必要な病気のようです。

冬を迎えました。そこで、感じたのですが、「手が異様に冷たい」。元々、冷え症だったのですが、手根管症候群になって始めて迎えた冬。特に冷え症がひどいように思います。

手根管症候群は、手首あたりの神経が圧迫されることにより起こる病気です。その圧迫によって血の巡りも悪くなっています。手の先まで血が行きにくくなって手が冷えるようになったようです。

症状を和らげる

手首を振る

手首を振ると痛みが和らぎます。どういう作用があって痛みが軽減されるのかは、分かりません。経験的にこれが一番の方法だと思っています。

手首を振る動作ですが、手首を上下ではなく左右に回転させるように、90度の角度ぐらい、ブランブランさせるだけ。時間は、3秒ほど。あまり長くしたり、力強く降ると手首を痛めるので注意が必要です。この動作をすると、痛みが軽減されます。

寝起きのストレッチ

朝起きて、起き上がる前に手首をストレッチ。これもかなりの効果があります。運動する前に身体を壊さないためと筋肉を温めるためにストレッチをします。原理はあのストレッチと同じです。固まって冷えている手首を温めてあげます。

ストレッチの方法は、我流で結構です。一応、経験的に身に付けた方法を。

反対の手で手の甲を上から押さえます。あくまでも軽くです。少し負荷がかかるぐらいがちょうどです。時間は、5秒ほど。

反対の手で親指を握ります。親指をそらすように内側へ押し込みます。これも、軽く負荷がかかる程度で。力を入れすぎるといろんなところが痛みます。逆効果です。こちらも時間は、5秒ほど。グゥッと。

反対側の手のひらを親指以外の4本の指の腹に当てます。内側へ押し込みます。こちらも、時間にして5秒ほど。もちろん、力は入れすぎずに。軽い負荷で十分に効果があります。

原因

不明とされていますが、仕事や作業などで手や手先を使う場面が多い方は、手根管症候群になりやすいため、気をつけましょう。

なりやすい方

妊娠、腕の骨折、手を使う労働者などに多くみられる病気です。

男性と女性では圧倒的に女性に多い病気です。掃除洗濯炊事など手や手先を使った仕事をしているのが女性に多いからだと言われています。

不明とされていますが、仕事や作業などで手や手先を使う場面が多い方は、手根管症候群になりやすいため、気をつけましょう。

診断

手関節屈曲テスト

手首をたたくと指先がしびれたり痛みが出ます。肘をどこかにぶつけたりすると、たまに「ピリピリ」とする痛みが走る事があると思いますが、それと同じような痛みが走るということです。

ティネル様徴候

両手の甲を合わせ胸の前に持ってきて一分間ぐらいで、症状が悪化します。軽度の症状の場合は、手を内側に折り曲げるとピリピリとしびれや痛みが起こります。ただし、自己流でやらない事。力の入れ過ぎで、症状が悪化する場合があります。ご注意を。

電気生理学的検査

電気の流れの速さで病気の診断をします。

手首と親指の付け根にパッドを装着し、この間の電気信号の流れの速さを測ります。診断には、1週間ほどかかります。4msがボーダーラインでそれ以上だと「手根管症候群」と診断されます。4msとは、1000分の1秒に4cmという、ごくごく小さな単位です。電気の速度ですから、目では捉える事の出来ない早さと言うことです。

体験談

パソコンの使いすぎ

パソコンの使いすぎにより、以前より手首が痛くなることがありました。そんな時は、適度に休みを入れたり、極力パソコンをいじらないようにすると痛みが引いていきます。

ハウスキーパー

仕事でホテルのハウスキーパーをすることになりました。フトンや部屋の片づけ、布団カバーやまくらカバーの掛け替え、フトン敷きなどがメインの仕事です。これがかなりしんどくて全身運動なのですが、特に指先を多用します。シーツや布団カバー、枕カバーを外したり、掛けたりする際に指先を酷使します。

グローブハンド

仕事を初めて一ヶ月目ぐらいから手に変化が出始めました。最初は、朝起きたときです。朝起きると手が半分グーの形になったままコチコチに固まっているのです。それを念入りにマッサージして伸ばすのが日課になりました。この朝起きたらコチコチは徐々に徐々にひどくなっていきます。マッサージも念入りに1時間ほどしないと解消されない、解消出来ないような悪化です。

痺れ

そうこうしている内に、今度は指先が軽くしびれるというか感覚が鈍いというか?の症状が出始めました。手がコチコチに固まった時から分かっていましたが、原因は手の酷使です。仕事柄しょうがないのですが、職場を変えるわけにもいかず。 期間限定の仕事だったので、仕事を辞めると、徐々に手のコチコチは治まりました。が、指先のしびれは残ったままです。

整形外科にて

レントゲン

ネットで調べると指先の異常は、脳や頸椎から来る場合もあると分かりました。一応、念のためということで、医療機関の整形外科を受診。先生に説明しても「ピン」と来ていないようで、「とりあえず、手と頸椎のレントゲンを取りましょか?」となった。というのも、鞭打ちを二度ほど経験しているので、頸椎が悪化した可能性も否定できないから。ただ、レントゲンを撮ると、まったく問題なし。

症状から判明

またまた先生と話していた時に、手の異常を「手首を曲げるとピリピリした電気のようなものが走るんですよね~~~」と言ったところ、「それ、手根管症候群の症状やで」となった。

手関節屈曲テスト

簡易テストを受けると、やっぱりそうや、見たいなことを言われた。手首を曲げて痺れがあると、病気の疑いが強いようだ。

電気生理学的検査

本格的な検査をすることができる先生がいるから検査してみて、後日、結果待ちとなった。

診断結果

診断結果を聞きに行くと「この診断結果から手根管症候群と言えるわな。これ見てみ、今から話すことは1000分の1秒の話で手首に電気を流すと親指に電気が到達するまでにかかる時間を計ったのが昨日の検査。で、4ms、これは1000分の4秒やけど、この値を超えると手根管症候群と診断できるわけやけど、君の場合は4.12msと微妙に超えてるわけや。」という説明がなされた。

右手の検査結果も3.76msと4msに近い。これは、右手も手根管症候群になる可能性があるということ。気をつけなければ。

治癒へ向けて

先生の話は続き「手根管症候群と診断されたわけやけど、次にどうするかといえば、投薬治療と保存療法。ビタミンB12の大量投与と炎症を抑える塗り薬の塗布。」ということでお薬を二種類いただいた。

お薬

メチコバール

ビタミン12。神経を強くするために投与されるお薬。ビタミン剤。

ビタミン12を大量に含んだ神経修復に効くお薬「メチコバール」

ボルタレン

抗炎症薬。筋肉痛などにも効く。整形外科ではよく処方されるお薬。湿布薬と同じ。

炎症を抑える時によく処方されるお薬「ボルタレン」

これから

先生の話は更に続き「これらの治療が効かなかったら、最終的に手術となるわけや。なので、手の酷使を止め、手の安静につとめてや」との事でした。

初めて聞いた「手根管症候群」。かなり軽く考えていたが、手を使わないわけには生活できない。でも使いすぎると症状が悪化するわけで、どうバランスを折り合うかが難しい。僕の場合は、手を使う仕事を辞めたから問題ないけど、主婦の方々はそういうわけにはいかないよね。これからも付き合っていくであろう「手根管症候群」。一つの難題が持ち上がりました。

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